夜尿症ってどんなもの?
こんにちは!「またおねしょしちゃった…」としょんぼりする朝。お父さん、お母さんも「どうしたらいいの?」と悩むことがありますよね。今日はそんな「夜尿症(おねしょ)」についてお伝えします!

夜尿症は、5歳になっても月に1回以上おねしょをするのが数ヶ月以上みられることをいいます。
5歳時点で約15%、7歳で約10%、10歳では約1-2%まで減るという報告があります。ですので、多くの子どもは年齢とともに自然に改善していくのです。
ただし、すべての子が同じペースでの改善ではなく、また10歳を過ぎても続く子も2~3%ほど存在します。

その背景には、膀胱の発達の遅れ、睡眠の深さ、ホルモン分泌のタイミング、ストレスや生活リズムなど、さまざまな要因が関係していると考えられています。


ご家庭でできること
1. まずは生活習慣の見直しから
・寝る1〜2時間前の飲水を少し控える(ただし日中はしっかり水分補給)
・就寝前に必ずトイレに行く
・寒くないように・暗くないように、トイレまでの環境を整える
・便秘があるとおねしょが悪化するため、排便リズムを整える(難しい場合は、小児科で緩下剤を処方します!)

2. 責めずに、励ましてあげてください
昨日より少なかったね!」「頑張ってるね」と声をかけることで、お子さんの自信がぐんとあがります。
おねしょは努力が足りないわけではなく、発達のスピードがちょっと違うだけです。

3. 続く場合は小児科医へご相談ください
上のことを行っても1ヶ月以上おねしょが続く・日中も尿漏れがある・急に増えたなどの場合は、積極的にご相談ください!

治療としては「アラーム療法」や「夜間尿量を減らす薬(デスモプレシン)」などがあり、相談して無理のない方法を選びましょう。


院長コメント
おねしょは恥ずかしいことでも、お父さん お母さんのせいでもありません。
多くの子どもは成長とともに自然に改善していきます。とはいえ、心配な時は我慢せずご相談ください。
「ひとりで悩まず、まず相談」──それが夜尿症改善の第一歩です!

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