2025.07.10 「相手の立場に立ち、共感を持って耳を傾ける」


『7つの習慣』の第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」は、相手の話を本当の意味で“聴く”ことの大切さを教えてくれます。私たちはつい、自分の意見を早く伝えたくなったり、相手の話を聞きながら心の中で自分の答えを準備してしまうことがあります。しかし、相手が本当に求めているのは「わかってもらえた」という安心感であり、それが信頼の土台になると感じています。

この習慣を意識するようになってから、私は患者様や保護者の方の言葉の奥にある「本当の気持ち」に目を向けるようになりました。たとえば、混雑している時に「まだですか?」と苛立った様子で聞かれることもありますが、その裏には「子どもが体調悪くて心配」「早く診てもらいたい」といった不安があると気づけるようになりました。相手の立場に立ち、共感を持って耳を傾けることで、自然とこちらの説明も丁寧になり、結果としてこちらの意図も伝わりやすくなったと感じています。

「理解してから理解される」という順序は、時間がかかるようでいて、実は人間関係をスムーズにする一番の近道なのだと実感しています。今後も、相手の声に心を向ける姿勢を大切にし、より信頼される対応を目指していきたいと思います。

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