2025.03.20 「環境や周囲の状況に左右されずに最善を尽くす」
小児科クリニックにおける「7つの習慣」―第一の習慣:主体的であること
当クリニックでは、スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』を業務の指針の一つとして取り入れています。今回は、その第一の習慣である「主体的であること」についてご紹介いたします。

主体的であるとは
「主体的である」とは、自らの選択や行動に責任を持ち、環境や周囲の状況に左右されずに最善を尽くすことを意味します。医療の現場では、予測不能な状況が多々発生しますが、そのような環境においても、自分にできる最善の対応を考え、前向きに行動することが求められます。
小児科クリニックにおける主体的な行動の具体例
患者様や保護者様に対して主体的に対応する
例えば、患者様や保護者様からご意見やお申し出をいただいた際に、他のスタッフや外部の要因を理由にするのではなく、「自分にできることは何か?」を考え、前向きに解決策を提案する姿勢が大切です。
環境に左右されず、最善の医療を提供する
予防接種のピーク時など、受付や診察が混雑することがあります。そのような状況でも、事前の準備やチームワークを活かし、スムーズな対応を心がけることで、患者様に安心していただける環境を提供することができます。
自ら学び、成長し続ける
他のクリニックの優れた取り組みを積極的に学び、院内の業務改善に活かすことも主体的な行動の一つです。より良い医療サービスを提供するためには、日々の学びと実践が不可欠です。
チーム内での主体性を発揮する
必要な情報の共有やマニュアルの整備など、自分がリーダーシップを発揮できる部分を見つけ、積極的に行動することも重要です。組織全体の業務効率向上につながります。
主体的な行動がもたらす効果
主体的に行動することで、以下のようなプラスの影響が生まれます。
スタッフ間の協力が円滑になり、チームワークが強化される
患者様や保護者様の満足度が向上する
問題解決能力が高まり、より迅速かつ的確な対応が可能になる
自己成長につながり、専門性や業務遂行能力が向上する
小児科の現場では、予期せぬ状況に直面することが少なくありません。そのような中で、各スタッフが主体性をもって取り組むことにより、クリニック全体のパフォーマンスが向上し、より質の高い医療サービスの提供が可能となります。
私たちは、今後も「主体的である」ことを大切にし、患者様や保護者様に信頼されるクリニックを目指してまいります。