2025.02.03 「相乗効果を生み出す
『7つの習慣』の第6の習慣である 「シナジーを作り出す」 という考え方は、個々の力を結集し、相乗効果を生み出すことで、単独では成し得ない成果を生み出すことを意味します。私たち小児科クリニックの事務としても、この習慣を意識しながら業務に取り組むことで、より良いクリニック運営が可能になると考えています。
今回は、この「シナジーを作り出す」という習慣を基に、小児科クリニックの事務としてできることを 2つ ご紹介します。

- チームワークの促進
クリニックにおいて、医師・看護師・受付スタッフが円滑に連携し、スムーズな情報共有を行うことは非常に重要です。患者様が安心して診療を受けられる環境を整えるためにも、事務スタッフとして、各職種の架け橋となり、チームワークを強化する役割を担うことが求められます。
具体的な取り組みとして、受付が事前に患者様の情報を整理し、必要な情報を医師や看護師へ的確に伝達することで、診療がよりスムーズに進むようサポートすることが挙げられます。例えば、過去の診療履歴や現在の症状について明確に伝えることで、医師は迅速かつ適切な診療を行うことができ、患者様の不安も軽減されるでしょう。
また、定期的なミーティングを開催し、情報の共有や意見交換を行うことで、スタッフ間の連携をさらに深めることも重要です。チームワークを大切にし、各スタッフが協力し合うことで、より良い診療環境を提供することができます。
- 多様な意見を活かす
職場においては、それぞれのスタッフが持つ異なる視点や経験を尊重し、積極的に意見を取り入れることが、業務の改善やサービス向上につながります。クリニック運営においても、業務改善のアイデアや新しい取り組みを柔軟に取り入れることで、患者様にとってより良い環境を整えることが可能です。
例えば、患者対応マニュアルの見直し に際しては、受付スタッフだけでなく、看護師や医師の意見も取り入れることで、より実用的で効果的な改善が期待できます。受付スタッフは実際に患者様と接する機会が多いため、待ち時間の短縮や案内の仕方などについて具体的な改善点を提案できます。一方、看護師や医師は診療の流れを考慮しながら、よりスムーズに診察を進めるための工夫を提案することができます。こうした異なる視点を組み合わせることで、患者様にとってより快適で安心できる環境を整えることができます。
シナジーを活かしたクリニック運営へ
これらの取り組みを通じて、クリニック全体の質を向上させ、患者様やスタッフ全員がより良い環境で過ごせるようになることを目指します。個々の力だけでは限界があるかもしれませんが、お互いの強みを活かし、協力し合うことで、より良い成果を生み出すことができます。
私たち事務スタッフも、積極的に意見を出し合い、スタッフ間の連携を深めることで、クリニック全体の成長に貢献していければと思います。これからも 「シナジーを作り出す」 という意識を持ちながら、患者様にとってより安心できるクリニックを目指し、日々の業務に取り組んでまいります。